麻布大学附属高等学校の学校情報
特進クラス・進学クラスによる習熟度別教育授業後の「7限セミナー」で生徒の学習意欲を支える
環境 - 学校周辺の環境や校内外の施設
駅至近ながらも落ち着いた環境
JR横浜線、矢部駅より徒歩4分で学園キャンパスに到達。大学と一体化したキャンパスは駅至近ながらも、閑静な住宅街の中にある。通学圏は相模原以外にも、横浜、八王子や多摩地区など幅広く、約70%の生徒が電車通学をしている。
施設としては、すべての教室に独立した調整機能がある空調がある。また、全ての教室に電子黒板が完備されており、日常的にICT教育が行われている。蔵書3万8千冊以上を誇る図書館、地上2階建て、1700名を収容できるアリーナ、砂入り人工芝を抱えるテニスコート、食堂、ファミリーマートと提携した自動販売機など、高校生活に最適な環境をそろえている。
突撃取材!学校の先生に聞きました!!
入試に向けてこんな準備をしてほしい
英語
本校入試問題のレベルは、東京都および神奈川県の公立入試問題のレベルよりも少し難しめに設定しています。解答はすべて多肢選択式のマーク方式となります。なお、2021年度入試では、出題範囲を、東京都および神奈川県の公立入試の出題範囲に即して出題する予定です。近年の出題内容としては、リスニング、語彙・発音、文法・語法、長文読解が出題されています。個々の設問レベルは中学3年間の教科書および準拠ワークに基づくものですが、解答時間60分に対して問題量が多いため、手早く解答していく点に難しさがあります。
具体的な対策方法を下記に挙げておきます。
(1)中学3年間の教科書の本文の意味を理解しつつ音読できるように、日々の学校の授業を消化していって下さい。
(2) 標準的な文法問題を繰り返し解いて、文法知識を定着させるとともに、文法的に正確に英文を読めるようにしておいてください。
(3) 難しい単語を覚えておく必要はありませんが、公立高校入試よりも難易度が高い出題のため、英検準2級レベルの単語まで押さえておくと、非常に解きやすくなるでしょう。(なお、本校では、英検準2級取得者には内申点に1点加点されます。また、高校全体でも英検受験を実施していますので、その点でも有利です。)
以上の(1)~(3)の3点のアドバイスは、本校の高校入試対策だけではなく、高校入学後の英語学習においても重要な準備となります。受験勉強は辛く大変かもしれませんが、今しっかりと受験勉強をしてもらうことで、高校入学後の学習も落ち着いて進めることができますので、受験勉強を良い機会の一つとして、存分に利用してください。
入試問題を通じて、みなさんの頑張りを拝見できるのを楽しみにしています!Enjoy studying English!!
数学
本校入試問題のレベルは、東京都および神奈川県の公立入試問題のレベルよりも少し難しめに設定しています。解答はすべて多肢選択式のマーク方式となります。なお、2021年度入試では、出題範囲を、東京都および神奈川県の公立入試の出題範囲に即して出題する予定です。近年の出題内容としては、計算問題(場合の数・確率も含む)、方程式(一次・連立・二次)の文章題、関数(一次、二次)、平面図形、空間図形が出題されています。個々の設問レベルは中学3年間の教科書の章末問題および準拠ワークに基づくものですが、解答時間60分に対して、各分野で計算を中心とした問題が多く、また長い文章題も出題されるため、手早く処理していく点に難しさがあります。
具体的な対策方法を下記に挙げておきます。
(1)中学校3年間で学習する計算について速く正確に解けるようにしましょう。とりわけ、小数や分数を含む方程式の問題や平方根の計算問題などは日頃から十分な計算練習を積んでいないと、試験本番で手間取ってしまいますので、よく練習しておいてください。
(2) 関数については、座標の計算問題ももちろんですが、座標平面での面積計算や等積変形などの応用問題にもしっかり取り組んでおきましょう。
(3)方程式の文章題では、長い文章を読んで、正確に立式できる力が重要になります。これまで中学校で取り組んだ問題集や定期試験の問題を復習して対策をしておきましょう。
(4) 図形問題については、教科書で学習した定理を押さえつつ、それを利用した線分の計算問題や面積・体積の計算問題をよく解いておきましょう。
以上の(1)~(4)の4点のアドバイスは、本校の高校入試対策だけではなく、高校入学後の数学学習においても重要な準備となります。高校入学後、数学の授業でつまずかないためにも、中学3年間で学んだ数学を復習して、基礎をしっかり固めた上で高校に入学してください。
入試問題を通じて、みなさんの頑張りを拝見できるのを楽しみにしています!
国語
本校入試問題のレベルは、東京都および神奈川県の公立入試問題のレベルよりも少し難しめに設定しています。解答はすべて多肢選択式のマーク方式となります。なお、2021年度入試では、出題範囲を、東京都および神奈川県の公立入試の出題範囲に即して出題する予定です。近年の出題内容としては、漢字知識、国語知識(慣用句、言葉の使い方、文学史など)、古文、論説文の読解が出題されています。中学3年間の教科書に掲載されている文章を読解でき、準拠ワークの読解問題や漢字・国語知識の問題を解くことができれば、本校の入試問題に対応できますが、解答時間60分に対して、文章量と問題数が多いため、手早く処理していく点に難しさがあります。
具体的な対策方法を下記に挙げておきます。
(1)漢字の読み書きについては、漢検3級レベルの漢字が読み書きできれば解きやすいでしょう。学校で漢字ドリルやプリントなどが配布されているのであれば、それを正確に書けるようにしておきましょう。
(2)国語知識については、中学校の定期試験で出題された文学史や慣用句などを中心に押さえておくようにしましょう。
(3) 古文については、初見の古文問題が出題されますが、問われる問題は、中学3年間で扱った古文知識で解けるものが中心です。中学校で扱った古典作品を中心に、音読や暗唱をしながら古語を確認しつつ、読解の復習をしておいてください。
(4) 論説文の読解については、内容が難解な文章も出題されていますので、いわゆる「フィーリング」に頼った読み方では、対応できない場合があります。文章全体の論理展開や構造を意識しながら「根拠を持って論理的に読む力」を培うように、問題演習をしておいてください。
以上の(1)~(4)の4点のアドバイスは、本校の高校入試対策だけではなく、高校入学後の国語学習においても重要な準備となります。国語の力は、英語・数学・理科・社会といった主要5教科の基盤を成す重要な科目です。高校入試を通じて、しっかりと読解の基礎を固めておいてください。
入試問題を通じて、みなさんの頑張りを拝見できるのを楽しみにしています!
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学校のここに注目してほしい
習熟度別教育
上位から順に「S特進クラス」、「特進クラス」、「進学クラス」の3つのクラスを設定しています。本校では、これら3つのクラス区分を「学習内容の習熟度」に焦点を当てて区分しており、入学前のみならず、各学年において1年間の校外模試の成績をもとに、学年ごとに入れ替えを行っています。これにより、3年間通じて緊張感をもって学習に取り組める環境を創出しつつ、各生徒の習熟度と目標に応じた進学指導を行っています。
Azabu Online hybrid Class(オンデマンドとオンラインの組み合わせ教育活動)
本校では、コロナ等の感染症をはじめ、万が一、休校になったとしても、教育活動を継続できるよう、本校独自の教育システム「Azabu Online Hybrid Class」を企画運営しています。これは、2020年4月~6月までの休校期間において実施されたもので、①YouTubeでの授業収録動画でinputを中心とした教育活動を実施しつつ、②Google Meetを利用したライブ型オンライン授業を実施し、学習のinputとoutputのバランスをとりつつ、生徒との直接的なコミュニケーションも確保する、授業形態となっています。
今後、何らかの事情で休校が生じたとしても、授業を止めず、3年間教育を提供し続けることのできる環境が、この麻布大学附属高等学校には存在しています。
英語教育
本校では、1週間の英語の授業単位数を多く設定しており(週あたり8~13単位)、英語を苦手科目としている生徒から、英語を得意科目としたい生徒まで幅広く学力向上を目指せる環境を整えています。通常の英語授業の他にも、夏期休業時には短期留学や英語合宿(English Camp)の制度も希望者を対象に募集しています。
また、毎年1月には、1年生と2年生を対象に英検の校内受験を実施し、4技能(Reading/Listening/Writing/Speaking)バランスとれた英語力の養成を目指しています。
進学指導
本校では、各予備校のデータベースをもとに、校外模試の成績から生徒一人ひとりの受験戦略を立てて、高3生の難関大学現役合格のサポートをしています。「第1志望の大学に受かりたいけど、現役合格校もほしい…」という高3生の一人ひとりの夢・目標を後押ししつつ、進学指導を行っています。
クラス別に、S特進クラスは国公立大学および早慶上理、特進クラスはGMARCHおよび麻布大学、進学クラスはGMARCHおよび有名私大を主なターゲット大学としていますが、近年、全校を通じて難関大学への志望者が増えており、その実績も年々向上しています。