県立平塚農業高等学校の学校情報
明治19年創立。都市部にある農業高校として多くの卒業生を農業関連の産業や大学へ送り出している
カリキュラム - 設置学科やコース、勉強の進め方、教育の特色
三学期制
各科とも1年次より専門科目を履修、基礎的な知識や技術を学ぶ。 3年次には各テーマについて1年間かけて研究する課題研究などもある。
★食品科学科
パンやジャム、清涼飲料、ハム、ソーセージなどの製造を学ぶ食品製造、食品に関連するカビ(味噌)や酵母(パン)、細菌(ヨーグルト)などの培養や性質について学ぶ微生物利用、食品の成分分析を通して栄養について学ぶ食品化学、これら3つの分野を柱として、食品の流通や情報処理、農業と環境についても学習する。
在学中に食品衛生責任者、危険物取扱責任者、初級バイオ技術者、食生活アドバイザーなどの資格が取得可能。
★園芸科学科
入学年度より、各自に圃場(ほじょう)が割り当てられ、種まきから収穫まで、体験的な学習を行う。 また、2年次より多くの選択科目が設置されており、各自が興味のある内容を学習することが可能。 3年次は特に実習科目が充実しており、実践的な研究の方法や栽培技術に関する学習を行うことができる。
広い農場、水田、果樹園、温室群、各種栽培作物や農業機械、実験施設が整っている。 在学中に各種安全教育や技能講習の受講、農業技術検定、フラワー装飾技能士、造園技能士などの資格が取得可能。
★農業総合科
農業総合科では、3年間を通して作物生産(農作物の生産知識および技術の学習)・食品加工(パン、洋菓子、ジャムなど、加工食品の製造技術の学習)・流通販売(直売所やスーパーなどの経営やPRなどの方法およびラッピング技術の学習)までを総合的に学び、地域の農業関連産業を支える人材を育成する。
進路 - 大学や就職先など卒業後の進路
進路ガイダンスを行うほか、進路指導室を設置。
年々進学希望者の割合が増加中。
★卒業生の主な合格実績(平成30年3月)
麻布大、神奈川工科大、鎌倉女子大、相模女子大、洗足学園音楽大、東京工芸大、東京農業大、日本大
部活動 - 設置されている部・同好会・活動の様子
農業高校ならではの活動である学校農業クラブには、地元企業と共に商品開発・販売している研究班もあり、生徒の自主性が尊重されている。
★設置部
バドミントン、剣道、陸上競技、野球、山岳、バスケットボール、ソフトテニス、硬式テニス、バレーボール、サッカー、卓球、水泳、ダンス、演劇、写真、美術、文芸、吹奏楽、華道、茶道、軽音楽、書道、新聞
行事 - 文化祭や体育祭など、生徒に人気の高い行事を紹介
4月に遠足、6月に体育祭、9月に修学旅行、11月に平農祭、12月に球技大会、1月に課題研究発表会を実施。
学校見学 - 学校の空気に触れられるチャンスを紹介(2018年度実施内容)
★一日体験入学 8・10月各1回
★学校見学会 11月1回
★平農祭 11月 見学可
トピックス - 上記の項目の他に学校の雰囲気が伝わる話題を紹介
明治19年創立。 都市部にある農業高校として多くの卒業生を農業関連の産業や大学へ送り出している。
敷地は普通科高校の約3倍。 農場・水田・果樹園・温室・庭園などがある。
毎週火曜日(15:45〜16:15)に「平農マルシェ」として生徒が実習で栽培・加工した生産物を販売している。 また、小学生と合同での田植えや稲刈りなど、地域との交流スポットとなっている。
平成27年度、農業クラブ測量競技会全国大会出場など、コツコツと努力した生徒が実力を発揮する機会が数多くある。
各種検定・資格への指導が充実しており、多くの生徒が取得をめざして挑戦している。
2020年4月に平塚商業高校(全日制)と統合の予定(平塚農業高校の敷地・施設を活用)。 30年度以降の入学生は新しい高校に在籍変更。